日商簿記には統一試験とネット試験という形式があります。
私は初めてネット試験と聞いたときに「自宅でPCやスマホから受験できるの?」と思いました。
自宅のスマホやパソコンで受験できるわけではないのです。
ネット試験ってどんな試験?
では、統一試験と何が違うのでしょうか?
受けるにあたってどちらが良いのでしょうか?
簡単にまとめると
- 統一試験・・・・比較的大きな会場で、開催日時決まっており、年3回。ペーパー試験
- ネット試験・・・・比較的小規模会場、開催期間であればいつでも、何回でも受験可能。会場のパソコンに解答を入力。
統一試験の特徴
- 毎年6月・11月・2月の年3回実施
- 会場は各商工会議所
- 問題用紙と回答用紙があり、手書き
- 合否結果が後日わかる(郵送など書面で届く)
- 同じ日程で受験する仲間が見つかりやすい
- 多くの受験生とともに試験を受けることになる
ネット試験の特徴
- (年度始め以外、実施場所によるが)いつでも受験可能
- 自分で日時、場所を選択できる
- 会場のパソコンの画面上に問題と回答欄があり、自分で入力する
- その場ですぐに合否がわかる
- 受験のチャンスが多い分?ネット試験の方が合格率が少し高い
- 同じ日程、同じ場所で受験する人は統一試験より格段に少ない
メリット・デメリットがそれぞれある。
統一試験のメリット
- 目標設定がしやすい。
- 比較的規模の大きな会場が多く、交通の便が良い。
- ペーパー試験のためパソコンの操作に不慣れでもOK。
- メモ用紙はあるが、問題用紙にも書き込みができる。
統一試験のデメリット
- 電卓の音が異常にうるさい。
- 用紙をめくる音もうるさい。結構焦る。
- ネット試験より合格率が低いことが多い。
- 多くの受験生と一緒に受験するので、緊張感や焦りなど環境から影響を受けやすい。
- 合否結果が後日にならないとわからない。
ネット試験のメリット
- 統一試験より開催頻度が高いため受けやすい。
- 何度でも受験可能、すぐに再挑戦できる。
- 割と気軽に挑戦できる。
- 統一試験より合格率が高いことが多い。
- 受験終了と同時に合否結果がわかる。
ネット試験のデメリット
- 小規模会場が多いため、交通の便が悪い。(私は受験会場がわからず迷った経験あり。)
- (地方限定?)意外と開催されていない。
- 受験会場を決定するのが結構大変。
- 申し込みが思った以上にややこしい。
- いつでも受けられるため、いつになっても自信が持てず、なかなか挑戦できない。
- パソコンの画面上に入力するため、ミスしやすい。
- 試験後、終了ボタンを押してしまい、結果を見忘れることがある。
統一試験とネット試験、それぞれのメリットとデメリットがありますね。
どちらにするかはもちろんあなた次第です。
統一試験もネット試験も模試や予想問題がたくさんあるので、自分で実際に受けてみるとより違いがわかります。
試して考えて、自分が受けやすい方を選んでみてください。
皆さんの健闘を祈ります。