多くの資格試験は「過去問に始まり過去問に終わる」というほど過去問が超重要です。
日商簿記2級・3級の過去問を探している人も多いのではないでしょうか?
ところが、見つかるのは古いものばかり‥‥。
新しい過去問はどこにあるのでしょうか?
結論:直近の日商簿記2級・3級の過去問は公開されていません。
また、過去問が見つからないと効果的な勉強ができないのではないか?
こう思うのは正しいですが、公開されている古い過去問で十分対応可能です。
日商簿記2級・3級の過去問は公開されていない
2021年度より日商簿記2級・3級の過去問は非公開になりました。
探しても見つかりません。
1級は、以前と変わらず変わらず公開されています。
では、なぜ1級は公開されていて、2・3級は非公開なのでしょうか?
日商簿記2級・3級の過去問が非公開なわけ
あくまで推測になります。ご了承ください。
2021年といえばネット試験の本格稼働(厳密には2020年12月から)に加えて団体試験など、多種な試験方式が導入されました。
これらの変更が過去問公開と大きく関係あると考えます。
シンプルに考えて、これだけ頻繁に試験が実施されていると、新作問題をどんどん作り出すことが難しいと思いませんか?
おそらく、全問同じは考えにくいですが、複数のパターンで使いまわしているのではないでしょうか?
全商・全経は過去問あります。
現にネット試験がない日商1級・全商・全経は過去問が公開・販売されています。
日商1級。
全商はネットで無料公開。
全経は有料販売。
過去問がなくて有効な対策は可能なのか?
資格試験に慣れている人ほど、過去問がないことは恐怖でしかありません。
効率的な学習ができないのではないか?と考えるのも無理はありません。
現状は、2021年以前の過去問で対応可能。
また、純粋な過去問そのものではないが、類似問題が各社問題集に記載されており、過去問同様の活用で十分な効果を発揮してくれます。
SNSに注目するが効果的!?
簿記2級・3級は過去問が非公開で、理由は問題の使いまわしができなくなるからではないか?
と言いました。
ここを逆手に取ってみましょう。
ネット試験や団体試験など頻繁に試験が行われていると、Twitter(現X)などで、
「連結出たー」といったつぶやきを見つけることができます。
出題に(完全に同じではないにしても)類似の問題が存在することを意味します。
自分の受験時に引くかどうかは別として、より力を入れるべき分野であることが確定します。
問題の組み合わせ次第では難易度に差が出る可能性は十分ある。
問題にはいくつかのパターンがあると考えていますが、全問そのまま複数パターンをランダムで出されている可能性もありますが、大問ごとにランダムだと考えたほうがバリエーションが増えます。
よって、こちらの方が自然。
いずれの場合においても、問題自体に難易度の差が多少なり存在する可能性が高く。
一回残念な結果になったとしても諦めるのはもったいないと思います。
すぐに再挑戦できるのが簿記の良いところです。
もしかしたら、同じ問題が出るかもしれませんよ。
まとめ
日商簿記2・3級の過去問は非公開。
2021年以前の過去問で対応可能。
ネット試験や団体試験など試験実施が頻発化したため、新しい問題を都度作り出すことは難しのではないか?(随時新問題が追加されていると考えたほうがよい)。
SNSで発言された分野の問題は確実に存在する(引けるかどうかは別)。
問題の組み合わせ次第で難易度が変わる可能性が高い(一度や二度の不合格であきらめるのはもったいない)。