簿記とは、お金の流れを記録することで、ルールがあるって話をしたね。
まだの人は「簿記ってよく聞くけど、何?」を先に読んでね。
そのルールをどのくらい理解していますか?を計る試験があって、「簿記を取る」「簿記2級・3級」っていうのは、その検定試験に受かることなんだ。
じゃあ、検定試験に受かると何ができるようになるのか?
特に検定試験に通らないとできないことは何もないの。
じゃあ、やっても意味がないのかといえば、全くNO。
簿記はかなり万能で評価が高い資格なの。
簿記は汎用性が高く、わりと万能資格。
簿記は汎用性が高い
汎用性っていうのは、ひとつのことだけでなく、広くいろいろなところで使えるという意味だよ。
簿記は汎用性がとても高いの。
経理では絶対に必要だけど、経理じゃなくても役に立つ。
なぜなら、仕事をするということは経済活動そのものだから。
何の仕事をするにしても、お金の流れがわかると、わからないとでは思考も行動も全然変わってくるの。
例えば、、、、、
会社の儲け(利益)って、売上から必要経費を差し引いたものを言うよ。
必要経費とは、会社が何かの商品を販売するためにかかったお金のこと。
単純に売上がすべて儲けになるわけじゃない。
どんな会社がどれだけ売り上げていて、そのためにどこにお金を使っているのか。
そして、実際の利益はどれくらいなのかを知ることができるのが、財務諸表。
財務諸表を簡単に言いかえれば、会社の成績表のことだよ。
簿記ではこの財務諸表を中心に学べるから、気になる会社のお金事情がわかるようになる。
もっと言うなら、仕事に限らず、家計でも簿記の知識は有効に働くこともある。
家計を見直す時に簿記の知識は役に立つ。
無理のない節約は事実上所得が増えることに近い。
簿記はお金の知識の一部
お金は何をするにも、必要だよね?
食べものを手に入れるのも、住むところも、着るものもお金がないと手に入らない。
そのお金の特徴や流れがとても重要なのはわかるよね?
お金の知識の大切な一部が簿記なの。
だから、直接お金のやり取りをする仕事でなくても簿記の知識は役に立つ。
直接帳簿に記入する機会がなくても、簿記を取っているということはある程度のお金の知識があると思われる。
簿記3級でも決定打にはならないがマイナスにもならない
簿記3級は正直そこまで難しいわけではないの。
難しいくないから意味がないかといわれたら全く逆。
あってマイナスになることはほぼないと思ってよいよ。
基本的なお金の流れがわかるということは、どこを伸ばすのか、どこを改善するのかある程度分かって仕事してくれる。
この差は小さいようで、かなり大きいの。
ただ、持っていれば大きなプラスになるかといわれたら、そこまででもない。
ちょっとだけ、プラス評価されるって程度、決定打にはならないけど、ちょっとした一押しになるって感じ。
簿記は汎用性が高く、わりと万能資格
簿記はお金の知識の一部。
お金の知識は汎用性が高く、どこでも使える。
資格としての簿記は、お金の知識の知識の一部を一定以上理解しているとほかの人が判断しやすい材料になる。
お金を稼ぐことが仕事する目的である以上、どこに行ってもお金の知識は役に立つ。
そういう意味で、どこでも役に立つ資格といっても言い過ぎではないかな。
ただ、(手当がもらえたり、就職転職で評価されるような)直接効果を実感できるのは、2級以上になってくるわけだけど、3級でもマイナスにはならないよ。