PR

簿記3級ネット試験に落ちたけど、次は受けるか迷っている方へ。

日商簿記3級
記事内に広告が含まれています。

簿記3級のネット試験に挑んでみたものの、落ちてしまったという方、気を落とすことはありません。

学ぼうとする姿勢、実際に行動したこと自体が誇れることです。

「やったほうがいいけど」と思う人は多いですが、試験にたどり着く人は一握りです。

残念な気持ちはあるでしょうが、努力したご自身をほめてあげてください。

ネット試験は、いつでもだれでも受けられる試験です。

チャンスはいくらでもあります。

再トライするか、あきらめようかと迷っているのなら、

この記事を読んで判断材料のひとつにしていただけると幸いです。

この記事を読んでわかること

  • 簿記3級で落ちることは恥ずかしくない
  • 簿記3級を再受験する意義
  • 簿記3級ネット試験の敗因と対策

簿記3級って簡単でしたか?

勉強してみていかがでしたか?

私は簡単ではありませんでした。

  • 久しぶりの勉強
  • 今まで学んだことがない分野
  • 聞きなれない勘定科目

戸惑いの連続で、思ったようにすすまず苦戦したこと、今でもよく覚えています。

今回の結果は残念だったかもしれないが、せっかく受験したのですから、もう少しだけ考えてみてください。

簿記3級に落ちたら恥ずかしい?

簿記3級では毎年50~60%の人が落ちている

簿記3級の合格率は毎年大体40~50%

直近の2021年の試験形式改定からは27~50%とばらつきがあるものの、以前より合格率が下がっています。

簿記3級は簡単だといわれることもあるようですが、合格率からもわかるように半分の受験者は落ちる試験であることがわかります。

「簿記3級に落ちるなんて恥ずかしい」と思う方もいるかもしれませんが、恥ずかしいことではない。

簿記3級を受験したのはなぜか?

ただそうは言っても落ちたことには変わりないし、悔しさや落胆もあるでしょう。

自分にとっての目的・目標をどこにおくかによって、試験への捉え方も変わってきます。

簿記1級や会計士、税理士などさらに上を目指すためのステップとしての受験だった方もいれば、

私と同様にお金の教養を身につけたい、金融リテラシーを高めたいという思いで受験された方もいると思います。

失敗や挫折を経験することで得られるもの

簿記3級はステップという捉えの方にとっては幸先が悪いと感じることだったかもしれません。

別の見方をすれば、むしろラッキーだったとも言えます。

なぜなら、早い段階で負けを学ぶ良いきかっけになったからです。

何をするにしても失敗や挫折はつきものです。

最初からすべてうまくいく人はいません。

失敗や挫折があるからこそ人は学び、成長していくものです。

赤ちゃんは寝がえりから一人座り、つかまり立ち、歩くに至るまでにはたくさんの失敗を繰り返しています。

でも諦めずに、着実に前へ前へと一歩を重ねていくから、歩けるようになります。

小さいうちからたくさん失敗・挫折をした人ほどその経験を糧に大きく成長していきます。

今回落ちたことで気持ちも落ち込んでしまったでしょうが、この経験は今後の人生で必ず役に立ちます。

勉強した時間は絶対に無駄ではありません。

だから、今回落ちたことはむしろいい経験ができたととらえられると、より次につながると思います。

お金の教養を身につける目的で受験したとしても

私と同様にお金の教養として学んでいた方は、簿記3級の知識を身につけることができたなら目的達成といえます。

が、せっかく受験するまで学んだのに不合格のまま終わるのは、なんだか悔しくないですか?

まだやりたい思いや、心残りがあるのではないですか?

少しでももう一度チャレンジしたい気持ちがあるなら、一緒に対策をして今度こそリベンジしてやりましょう!

きっちり合格を勝ち取って、自分が勉強してきた成果を合格という形で残していきましょう。

ネット試験はいつでもだれでも受験できる試験。

すぐにでも再トライすることができます。

しかし一度落ちたことを踏まえて、今度こそは必ず合格するために原因と対策をしっかりしていくことも大事です。

3級飛ばして2級というリベンジ方もあり寄りのあり。

落ちた原因は何か

では、落ちた原因はなんだったのか、大きく分けて5つあると考えています。

  1. ネット試験の特有性
  2. 試験対策不足
  3. 勉強時間と量の不足
  4. いつでも受けられるという切迫感のなさ
  5. 環境による要因・自己分析の不足

1.ネット試験の特有性

私も初めてネット試験を受験したときに特に実感したのが、問題用紙に書き込めないことが試験に意外と大きな影響を与えていたことです。

いつもより桁や記入場所を丁寧に確認しながら、入力することに注力しなくてはいけませんでした。

また、試験中に書き込めるのは白紙が1~2枚程度のみ。

受験会場も統一試験とは違って少人数で試験中もいろいろな人の出入りがあり、ネット試験の特有さはありました。

そういった中でのネット試験では入力ミス、問題を解く際の読み間違い。

試験に集中しにくかったり、時間配分のミスから焦ったりといつもより実力を発揮できなかったという方もいるでしょう。

いつも紙ベースで問題を解いていたからこそ、パソコンで行う試験との違いに戸惑った方は大勢いたと思います。

2.試験対策不足

簿記3級は第1~3問までを1時間で解いていかなくてはいけません。

1時間の中でたくさんの問題を解く必要があることからも時間が足りなかったという方もいるでしょう。

かくいう私も簿記3級を受験した時は、時間配分がうまくいかずギリギリ。

第2問は問題がわからなさ過ぎて、ほとんど答えられず試験時間が終了してしまいました。

第1問の仕訳問題、第3問の決算の総合問題は基本問題からの出題も多いことから、対策している方も多かったでしょう。

しかし、第1問と第3問にかかりっきりになっていると、本番で思うように得点できなかったときに第2問でさらにつまづいて受かることはできません。

だから、第2問をわからないからといって完全に無視することはできないということを私も実感しました。

基本の仕訳問題、決算の問題はおさえた上で、第2問対策ができるくらいの余裕をもって試験に挑むことができれば、次はきっと合格です。

3.勉強時間と量の不足

上記でお話したように最低限の勉強・対策だけをしていると、本番でギリギリの戦いになったときに

どうしても踏ん張れず敗北してしまうという事態に陥りやすくなります。

最短・最速・簡単に資格取得したいと考える方は多いのかもしれませんが、

最短・最速・簡単を追求していくと抜け落ちていく知識も多くなり、

結局試験に受かることができずに、逆に資格取得に時間がかかってしまうというケースも多いと思います。

簿記3級は最短・最速じゃなくても自分のペースで少しずつ知識をつけていけば、確実に受かることができる資格です。

あわてず着実に積み重ねていくことが大事だと思います。

4.いつでも受けられるという切迫感のなさ

ネット試験が導入されてから、簿記3・2級はいつでもだれでもどこでも受験できるようになりました。

受験申込もネットで済ませることができ、手軽で便利になりましたね。

しかし逆を言えば、いつでも何回でも受けられる手軽さや切迫感のなさからゴール設定をしにくかったり、勉強へのモチベーションをあげにくい側面もあります。

〇月までに資格取得したいなどの明確な期限がない方は、ゴールがどこにあるのか見えづらく、勉強へのモチベーションの維持も大変だったのではないかと思います。

早くに受験日を設定していても、設定日が遠すぎると勉強期間中でも気持ちが間延びしてやる気がでないという時期はだれしも通る道でしょう。

自分で選んで決められるというネット試験の最大のメリットはありますが、

自由だからこそ自分で自分をコントロールする難しさはあります。

5.環境による要因・自己分析の不足

普段の学習環境はいかがだったでしょうか?

テキストや問題集を使って独学といった基本スタイルの方が多いのではないでしょうか?

最近は無料の学習系Youtubeやアプリもたくさんあるので活用されていた方もいるかもしれません。

仕事をしている方や子育てをしている方など、それぞれの生活環境に違いはあるものの、学生のように日常的に机に向かって勉強する時間を多くとれる方は少ないでしょう。

だから、自分の生活スタイルにあった学習をしていくしかありませんが、

毎日、時間を切り詰めて自己管理しながら効率よく学習を進めていくのって結構しんどいし難しいことですよね。

私のように途中で勉強へのモチベーションが下がってしまったり、継続して勉強する習慣がない人にとってはなかなかの苦労だったと思います。

外でも中でも誘惑は多いし、新しいことを取り入れようとすると脳による抵抗だってあります。

その中での学習は最善だったでしょうか?

振り返ってみればあの時あれをしておけばよかったなど、自分なりの改善策は出てくるのではないでしょうか?

なかなかベストを尽くすというのは難しいでしょうが、きっと改善できることはあったはずです。

環境要因だけではなく、自己分析はできていた!と言いきれますか?

私自身も簿記3級を受験して、わかっていない個所が露呈し、答えられないという事態に陥っていました。

自分の苦手とするところ、まだ理解ができていないところを把握して、初めて改善することができます。

どう対策していくか

上記の原因を踏まえた上でどんな対策ができるか、3つに分けて考察します。

  1. ネット試験をふまえた試験対策
  2. 自己分析
  3. 学習の環境・やり方の見直し

ネット試験をふまえた試験対策

ネット試験は一般的な紙ベースの試験とは全然違いましたよね。

問題文も解答欄もすべてパソコン画面上にあり、手書きが可能なのは白い紙のみ。

いかに入力ミスを減らすか、問題文を読んで何を白い紙にメモして問題を解いていくかということが対策になってきます。

入力ミスを減らす

入力ミスを減らすためには、

お察しの通り、ネット試験の模擬試験を繰り返し行って慣れることです。

普段の勉強をすべてネット環境で行っている方もいるかもしれませんが、ほとんどの方はやはり紙ベースでの学習をされていると思います。

だから、試験直前期(試験日の一か月前くらい)になってからでいいので、ネット試験の模擬試験を利用してみてください。

ネット試験の模擬試験はいろいろな企業が無料で実施しており、検索すればすぐに出てきます。

何度も利用できるところが多いので、利用しないのはもったいないですね。

本番とできるだけ同じ環境で繰り返しチャレンジすることで、本番も落ち着いて試験に集中することができます。

慣れるためにどれくらい繰り返せばいいかというのは個人差もあると思いますが、落ちた原因がネット試験に慣れていなかったからという方は、重点をおいてもいいと思います。

白い紙の使い方は個人的には紙を置くスペースにもよりますが、できれば縦向けに置いて紙を縦半分にして、左半分から使っていきました。

横向きにしか置けないときは、感覚的に三等分くらいにして左端から使っていました。

パソコン画面とメモと電卓と何度も目線を行き来しなくてはいけないので、目だけでなく指さし確認もして落ち着いて回答できると入力ミスはぐっと減るはずです。

試験対策

ネット試験対策も大事ですが、根本的に問題を解くスピードが遅いと、一つ一つに時間がかかって心も時間にも余裕がなくなり、焦ってしまいます。

基本と言われる試験対策はやはり外せません。

  • 第1問仕訳問題
  • 第3問決算整理問題
  • 第2問経過勘定やT 字勘定、応用問題

一番大切なのは、すべてのベースとなる仕訳です。

どの勘定科目がどこに分類されるのか、

提示された取引内容を一つずつ読み解いて、正しく仕訳できれば合格にもかなり近づきます。

次にすることは、原因のところでも述べましたが、基本の仕訳をしっかり押さえた上での自分の苦手なところ、理解がおいついていないところへの着手です。

自己分析

自分はどこがわかっていて、どこがわかっていないのか、見極めていく必要があります。

答えはたくさん問題を解いていくこと・模試を受けてみることで見えてくるでしょう。

もっと簡単に見つける方法は誰かに教える、わかりやすく説明してみることです。

誰かがいない場合は自分なりに勘定科目について紙に書いたりTwitterにツイートしたり、自分の言葉で声に出してみるだけでもいいと思います。

要するに頭にインプットされた情報をアウトプットしてみてください。

教える、自分の言葉で説明することって思っている以上に難しいです。

自分がどこまで理解できているのかがすぐにわかります。

学習の環境・やり方の見直し

普段の学習環境は自分の生活スタイルにあったやり方があると思います。

上記に言っているように、忙しい日常のなかで勉強を習慣化するのは、結構大変なことです。

どうやったら習慣化できるのかと考える方もいるでしょう。

そこで私が思う学習環境の改善・やり方の見直しに必要なことが次の3つです。

  • 期限を決める
  • アウトプット重視
  • 自己投資としての課金

期限を決める

とりあえず次のネット試験の申し込みをしてみましょう。

学生時の定期テストと同じ感覚です。

期限を決めるとそこを目標にまた走りだせます。

前回の試験で悔いが残っているなら、その気持ちがなくなる前に申し込みをしてみましょう。

すぐに行動を起こしてしまった方が、悩まずに楽にすすめるものです。

受験日は3か月以内推奨。

なぜ3か月以内かというと、人が集中して頑張りつづけられる期間が3か月くらいだからです。

これは体感としてもありますが、長期間頑張り続けるのって本当にしんどいし、必ず低迷する時期があります。

しかし、目標が適度な距離感だと低迷することなく、目標にむかっていけます。

目標までの期間は少し短いと感じるくらいが集中して頑張れます。

少し間をおきたいという方もいるかもしれません。

試験日までは頑張ってきたのだから、頑張った自分をたたえて、しばらくのんびりするのもありだとは思います。

しかし、せっかく身につけた学習習慣や、簿記の知識が時間とともに薄れていくのはもったいないです。

3か月先なら、少し休憩してから勉強を再スタートしても間に合います。

検討してみる価値は十分あるので、考えてみてくださいね。

アウトプット重視

今まではインプット含めての学習だったと思いますが、

あとはひたすらアウトプットしかありません。

問題を解きまくってください。

まだ理解できていなくて間違いだらけのところもあるかもしれませんが、

間違えたときに解説をみて復習すればいいのです。

基本といっていた仕訳をマスターするためには、とにかく仕訳をする回数を増やしましょう。

すると、理解も深まり、問題の出され方もわかるようになってきます。

自己投資としての課金

資格勉強をするためにテキストや問題集、無料アプリやYoutubeなどいろいろなものを活用されているでしょう。

独学で頑張っている方がほとんどだと思います。

簿記2級までは独学でも対策は十分可能です。

しかし、理解や学習環境で勉強自体がうまく進まないなら、対価を支払うのはありだと思っています。

簿記講座を利用することで、払ったからにはもとをとろうと気合が入ったり、

カリキュラムがある講座も多いので、その流れに沿って学んだりすることもできるでしょう。

なにより、簿記講座自体が思っているより高額ではありません。

私も独学で学んできました。

何冊か問題集やテキストを購入しましたが、その合計額と変わらないくらいの金額の講座が多くありました。

詳細>>コスパよく簿記3級を取る意外な方法

選択肢は多くあった方が本当に自分に必要なものも見つけやすいので、

検討してみる価値はあると思います。

この記事を書いたのはこんな人です。

タイトルとURLをコピーしました