日商を基準に話を進めていきます。
簿記検定2級・3級は独学で合格は可能です。
では、講座を受講する必要はないのか?
必要な人と不必要な人がいます。
必要な人
講座の受講が不要な人
講座受講が必要な人
早い合格が必要
講座の学習効率は独学よりはるかに高い。
そもそも、独学と同等程度しか効率のない講座に存在価値はありません。
簿記はネット受験で時期を選ばず受験が可能。
そのため、最速で受験ができます。
資格手当や仕事で必要な場合、最速で取得したほうが少額の投資より得になる場合があります。
上位資格を目指している方も同様で、この段階でつまずいて自信喪失してしまう人も少なくはありません。
万全を期し着実にステップアップしていく方が結果的に最短ルートになることも珍しくありません。
正確な知識を得られる。
どの世界でもある話ですが、我流といいますか、一定以下のレベル帯では通用するが、より高いレベルになると根本的に修正が必要になる。
基礎をすっ飛ばしてどうにかしてきたので、余計に修正が大変。
簿記でいうと、勘定科目はわかるけど、財務諸表の数字の意味を読み取るのは難しいかもしれません。
これらの点は、この試験がゴールであれば気にする必要はありません。
しかし、我流はより高いレベルを目指す、実務として必要な場合はむしろ毒になる。
勉強に自信がない人
特に3級は難しい資格ではありません。
ですが、分厚いテキスト・問題集でコツコツ勉強することは誰にでもできることではありません。
勉強に苦手意識を持っている人ほど、講座を受講したほうがよい。
ちなみに3級限定になりますが、独学と変わらない値段で講座受講が可能です。
講座受講が必要ではない人
他資格等で勉強法が確立しているなら講座は不要です。
2・3級は独学で受かります。
また、自己啓発など合格自体が目的の場合も、受講は不要。
結果が出ない場合、勉強の質と量のどちらかが不足していると考えるのが普通です。
それらを自分なりに分析して、活用することで学びになるからです。
講座か独学かの話はどの資格でも出てくる定番の話題、自分に必要なのかを考える。
簿記に限らず、どの難易度の資格でも独学か講座を受けるかの話は必ず出てきます。
それこそ、税理士・司法書士などの超難関レベルでもです。
どの資格だから独学が良いとか、講座が良いという話ではありません。
簿記検定は2・3級であれば、独学で合格できます。
しかし、正確な知識と、合格までの時間は講座を利用したほうが有利です。
上位資格を目指すのであれば、正確な知識は必須で、変に間違った理解を身に着けてしまうと修正がとても大変で応用が利かないようになることは容易に想像できます。
また、勉強に自信がない人にとって、成功体験につながる可能性を高めることは合格以上の価値がある。
無駄な投資、不要な出費と自己投資を笑う人は一定数いるでしょう。
ですが、文字通りの投資はいつかあなたに何倍にもなって帰ってきます。
ただし、自分の利益につながるかどうかは課金をした事実ではなく、課金アイテムを十分に使いこなせるかどうかにかかっていることは言うまでもありません。